銀魂狂(ぎんたまにあ)が綴る、銀魂感想中心ブログ。


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『賭博黙示録カイジ』 『賭博破戒録カイジ』 『賭博堕天録カイジ』
ずーっと読みたいと思ってて、最近やっと一気に読み終えました。

主人公の伊藤開司(通称 : カイジ)は、日々をただ無為に過ごす無職の青年。
ひょんなことがきっかけで400万近い借金を負った彼は、
遠藤という怪しげな男に誘われるがままに希望の船 ・ エスポワールに乗り込み、
船内で行われる、命懸けのギャンブルに身を投じる…。

文字通り体を張って命を賭しての大勝負が繰り広げられ、
それが読んでいる側に多大な緊迫感をもたらしてくれます。
息もつかせぬ展開とはこのことか、と実感させてくれる作品。

特にギャンブルが行われる場面を読んでいるときは
自分の周りに漂う空気の濃厚さと過ぎ去っていく時間の濃密さを感じ、
そして夢と現を行き来するような不思議な興奮に包まれ、
胸騒ぎを伴う快感を感じ、軽い中毒に罹ったような錯覚に陥りました。

第1シリーズの賭博黙示録はオリジナルのカードゲーム、限定ジャンケンとEカード、
第2シリーズの賭博破戒録は特殊なルールを用いたチンチロと特製パチンコ、
第3シリーズの賭博堕天録は麻雀で、こちらも 「十七歩」 という特別ルール制。

私はパチンコも麻雀もやったことがないので、第1シリーズのオリジナルゲームが
一番楽しめました。でも、ルールは分からなくても、登場人物の態度や言動で、
今はその人物にとって有利な状況か不利な状況か、大雑把に把握できるので
まず問題はないです。ただ、ルールを知っていた方が、より楽しめるはず。

この作品の主人公 ・ カイジは、度胸があり、頭の回転が早く、
仲間想いでお人好し、そんな主人公らしい特質を備えていながら、
一方では努力嫌いで誘惑に弱い、根性無しのギャンブルジャンキーという
救いようのない性質を併せ持っている、とにかく不安定な人間。

長所として挙げた “仲間想いでお人好し” な性格が仇となり、
莫大な借金を負わされたり、何度も何度も裏切られたり…。
この性格のおかげで、毎回各シリーズの終盤で一度は大金を手にするものの、
なんやかんやで無一文、そして再びギャンブルで一発当てることで起死回生を図る、
という具合になんとも危うい綱渡り人生を送る主人公、それがカイジ。

そういう性格だからこそ、第1シリーズで完結せずに、第2、第3シリーズへと
物語が繋がっていくわけですが、自業自得とはいえ、なんだかちょっぴりかわいそう。
この人一生ギャンブル地獄から抜け出せないんだろうなあ…、そう思うと、
次回作に続かなくていいから、真っ当に働いて生き生きと日々を過ごすカイジを
見てみたい気になります。真っ当に働くなんて、そんなんカイジじゃない…、んだけど、
このまま年取っていくなんてあまりにもカイジの未来は暗い…。

強引なルール変更やルール違反、偶然が引き起こした状況や
立会人の判断といった不確定要素を織り込んだ上で勝利してるところに
ちょっとスッキリしないものを感じましたが、何が起こるか分からない、
それこそがギャンブルの醍醐味、ということなのかもしれません。

第3シリーズの結末を見るに、カイジはギャンブルから逃れられない宿命のよう。
第4シリーズの連載開始が待ち遠しいです。

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