銀魂狂(ぎんたまにあ)が綴る、銀魂感想中心ブログ。


                  エンゼルパイの海
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『ONE PIECE』
言わずと知れた大ヒット海賊冒険漫画。
めちゃくちゃ今さら感がありますが、ここは隠れた名作を紹介するサイトって
わけでもないので、超有名な作品でもガンガン感想書こうと思います。

私にとってこの作品の1番の魅力は、人間ドラマと随所に散りばめられた謎です。

緻密な構成と高いエンタテイメント性が見事に合わさったストーリーの中で繰り広げられる人間ドラマと、ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)やポーネグリフ、Dの一族などの謎が少しずつ明らかになっていく様にはいつもゾクゾクワクワクさせられます。
世界政府、五老星、グランドラインの三大勢力(海軍本部、王下七武海、四皇)…、このあたりもまだ全貌が見えていないし、七武海の一人、ドンキホーテ・ドフラミンゴの言う “新時代” とは一体なんなのかも気になるところ。

また、この作品はストーリー以外にも多くの魅力があります。パンダマン、トマトギャングといった隠しキャラ、表紙連載に単行本のおまけページの読者とのやりとりなど、どこにこれほどの余裕があるんだってくらい、本筋以外のちょっとしたお遊びにも手を抜いてません。炎のアタッちゃん、ネギ熊まりあ、酔っ払いのサムのようにおまけページで誕生したりプロフィールを公開されたキャラクターもたくさんいますし。よっぽどの体力と情熱がないとやってられないでしょうね。ホントにすごい漫画家さんですよ、この方は。Mr.3が水に浮いていた理由を、Mr.3の体の下に “ものっすごい浮く木片” があったからだとしたような、作中のミスの強引な辻褄合わせにみられるノリのよさも楽しい。

ダンスパウダーやヒルルクの桜、空に浮かぶ怪物のシルエットなど、実際にある降雨方法や、自然現象をアレンジしてエピソードを盛り上げる道具として使うのも上手いと思います。

カラー扉は広がりのある画が多く、まるでパノラマ写真を見ているようです。動きやストーリー性も感じられ、飾って眺めておきたいというよりは、自分もその世界に入り込みたくなる画、という気がします。

作者は以前何かのインタビューで、「自分が描きたいものを全部 『ONE PIECE』 に詰め込んだら126巻ぐらいになる」 と言われていました。なんでそんな細かい数まで具体的に言えるのか不思議。
そんなにきっちり先の展開まで考えてあるんでしょうか。本当に126巻で終わったらすごいですね。でも最近、とある雑誌のインタビューで 「最初は30話ぐらいのつもりで描いてても、90話ぐらいに延びてしまう (笑)」 てなことを言われてました。ひょっとするとこち亀超えもあるかも…!?

このように多くの魅力を持った作品ですが、「死」 の描写に関しては納得いかないところがあります。『ONE PIECE』 は人が死なない漫画だ、と言われています。実際、作者も単行本で 「命を取るのではなく、信念を砕くことが海賊にとっての勝利なのだ」 という趣旨のことを言われていました。それはそれでいいんですが、それだったらもう少し人が生きていてもおかしくない、と思えるような描写を望みます。アラバスタ編で、死んだと思われていたペルが実は生きていた、というシーンを読んで私は脱力しました。砲弾を抱えて上空へ向かう直前の、ペルのセリフがとても感動的だったので、あそこはあのまま死なせてもよかったんじゃないかと。ペルの墓標の前で、ペルに思いを馳せるチャカのセリフもよかったので余計残念でした。空島編でパガヤが生きてたのにもガックリしましたし。ただ、ジャンプは少年漫画ですから、少年読者が望む展開を描くのは当然だと思います。ああいったシーンを読んだ少年読者が 「ペルが生きててよかった~!」 と思うのなら、あれで正解かもしれません。

上記のように気になる点もあるにはありますが、たくさんの謎が解き明かされるのが楽しみな漫画です。アラバスタ編での 「戦争」 や 「国」、空島編での 「土地」 や 「神」、ノーランド編での 「文化」 や、「宗教」 と 「進歩」、ウォーターセブン編での 「歴史」、「知識」、「書物」、「図書館」 等に対する作者の捉え方は興味深かったです。ウォーターセブン編では他にも 「凶器」 や 「地図から消された故郷」 にもスポットライトが当てられていました。これらもいずれは、“受け継がれる意志”、“人の夢、“時代のうねり” と共に物語の根幹に関わるキーワードになるのかもしれませんね。

ONE PIECE 巻一ONE PIECE 巻一
(1997/12)
尾田 栄一郎

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コメント

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こんにちは~!

私も銀魂にハマる前は、ワンピース大好きっ子でした。ワンピースさえあればもう他には何もいらないっ!!!て感じで、今の銀魂くらいハマっていました。ウォーターセブンあたりの話から読まなくなってしまいましたが...。またいつか購読再開したいです。

尾田先生の作品に対する情熱はスゴイですよね~~。もうこの人は、本当になるべくして漫画家になった人なんだなァと思わされます。間違いなく漫画界の歴史に名を残す人物ですよね!

>アラバスタ編で、死んだと思われていたペルが実は生きていた、というシーンを読んで私は脱力しました。
ペル――――っっ!!!!!
私もこのシーンで脱力した者の一人です。正直このシーンを境に、私のワンピースに対する熱はだんだんと冷めていきました。

>それだったらもう少し人が生きていてもおかしくない、と思えるような描写を望みます。
本当そうなんですよね...ワンピースを見てるといつも思います。あんな周囲何kmまで爆破できる爆弾抱えてたのに、生きてるはずないだろ!!って思っちゃいました。私はペル大好きでしたけど...あまりにもかっこいい死に様だったので...あのラストはちょっとなぁと。まぁ少年達にとってあのラストの方がいいのなら、それでいいんだと私も思うことにします。

>これらもいずれは、 “受け継がれる意志” “人の夢” “時代のうねり” と共に物語の根幹に関わるキーワードになるのかもしれませんね。
うわ~~~!!!すっごい壮大ですね!!わくわくします!
それぞれの長編のキーワードは、全てこれらの言葉に繋がっていたのかもしれないんですねぇ...あまり深く考えたことなかったです。すごい。

これらのキーワードがいつの日か一つの答えに向かって収束されていくのかと思うと、非常に楽しみです!


豆柴  | URL | 2007/11/01/Thu 17:02 [EDIT]
豆柴さん、こんにちは~! コメントありがとうございます!

私もワンピース大好きで、前は単行本が出るのを楽しみにしてました。昔からワンピースはすっごい人気があって、中学 ・ 高校のころは男女関係なくみんなが読んでましたし。
豆柴さん、ウォーターセブンのあたりから読まなくなったんですね。私もウォーターセブン編の途中で読むのをやめちゃいました。いつになったらポーネグリフとか一つなぎの大秘宝の謎について教えてくれるんだろう、って思っちゃって。また読み始めるとしたら、謎が明らかになってから一気に読むのもいいかもしれないですね。何十年後になるのか分かりませんけど…。

尾田先生の体力と情熱にはほんっとに感心します! しょっちゅうジャンプの表紙や扉絵を任されてるのに、いつも変わらないクオリティの絵を提供してくれるし。絵を描くのがメチャクチャ早いのかな。

>ペル――――っっ!!!!!
>私もこのシーンで脱力した者の一人です。
ですよね~! ワンピキャラはみんな不死身ですけど、さすがにコレはないよな…って思いました。ルフィだったらまだ主人公だから肉で回復とかでもまあいいや、って思えるんですけどね。

>あんな周囲何kmまで爆破できる爆弾抱えてたのに、生きてるはずないだろ!!って思っちゃいました。
そうなんですよ、砲弾足で持ってたのに無事生還ってアンタ…! って。もうホントどんだけ。私はペルがビビに対して言った、ネフェルタリ家に仕えられたことを誇らしく思う、っていうセリフが大好きだったのでがっかりでした…。

>それぞれの長編のキーワードは、全てこれらの言葉に繋がっていたのかもしれないんですねぇ...
私が青字で書いた言葉は、そのエピソード内で完結してて、一つながりの大秘宝の謎とかとは無関係なのかもしれないんですけども、ひょっとすると…って思って。
尾田先生の構想は壮大すぎて、これからどうなるのか想像つかないですねぇ。全部の謎が解き明かされるのが楽しみです。 豆柴さんが購読再開されて、ワンピ語りできるのを待ってます!
エンゼルパイ | URL | 2007/11/02/Fri 10:26 [EDIT]

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